中国の経済成長は著しい。今では日本を抜いて世界第二位のGDP(国民総生産)である。その上脅威の経済成長率だ。2011年の実質成長率は停滞したものの、世界平均の3.3%を大きく上回る8.7%をマークしている。発展途上の巨大経済市場であるがゆえ、世界中から注目を集めている。
この中国という巨大経済市場の成長エンジンを支えているのは、世界最大の13億人の人口と安い生産コストである。
中国企業のハイアール、フアウェイ(華為技術)は、安い生産コストを武器に世界市場へと進出している。中国企業は、いわゆるイノベーションのジレンマ的なアプローチで世界中で市場を獲得した。市場の要望を最低限満たす比較的枯れた技術をベースに安価な製品が多くの中国企業の製品のウリだった。
だが中国がこのまま経済成長を続ければ、人件費やインフラコストなどが高騰し、価格的優位性が衰える。
よって中国の喫緊の課題は、世界市場で戦うために価格以外を武器を見つける事だ。恐らくこの答えは、他の先進国が武器とする、「イノベーション」と「マーケティング」であろう。
これまでは、例え枯れた技術で攻めるとしても、成長に見合うだけの労働力の確保に必至だった企業も、労働力の確保に加えて、技術力、マーケティング力、ビジネスセンスなどが今後急速に求められて行く事になるだろう。
しかし、中国の巨大人口が経済的発展を支えているとはいえ、人口増加率も既に1%を切っている。今後10-20年度で中国も生産人口減少に転じる。
この逆境の中で、中国という巨大市場と世界二位のGDPを支えきれるほどの優秀なマーケターと、イノベーター(技術者?)の養成が必至だ。
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