中国の厳しいマーケター事情

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マーケターって、特に旬な業界や急速に伸びている業界で働くと、華やかだけど忙しい。その上、企業がマーケティングで成功を収めるためには、マーケター自身の高いスキルはもちろん必要条件。なので、伸び盛りの業界には優れたマーケターが集まりやすい。


となると、中国の様々な業界には優れたマーケターだらけである。という結論に到達しそうだ。

しかし、現状はかなりかけ離れているようだ。AdAgeのある記事によれば、


And Bryce Whitwam lamented the fact that there are lots of fresh grads in China, but too often the training and talent level just isn't there. "People can't find jobs. And we can't hire them," he said, recalling when his shop interviewed 30 people for a design position and none of them were right for the job.
(中国の新卒学生はたくさんいるものの、必要要件に見合うタレントはごくわずか、と嘆いている。新卒学生は仕事がみつからないし、採用側もなかなか採用に踏み切れない。これは、実際にデザイナーのポジションのために30人とのインタビューを行った経験からだそうだ。)


この記事では、結局、欧米や香港・台湾からのExpat(海外移住者)やABC(アメリカ生まれの中国人:America-Born-Chinese)がマーケティングの要職に付いているとの事。彼らはある程度の結果が出たら次の要職に移っていく人たちなので、多くの場合、短期的な成功しか求めていない。

長期的な視点においては、業界の成長が速すぎて、依然として中国現地のマーケターを育てるためのトレーニングプログラム等の研修制度の整備が追い付かない、どころかその見込みも無いとなっている。

さらに悪い事に、中国のクリエイティブの世界では、Media-Buy(広告スペースの獲得)に大きなコストがかけられると同時に重要視されている。一方で、クリエイティブは金銭的にも相当軽視されているとの事。


中国のマーケターの環境は、ポジティブ・スパイラルに入る要素が見えてこない。これだと市場が盛り上がるにも関わらず、上手い売り方って身に付かない。中国では、販売概念(モノ売り中心)がマーケティング概念を先行する形がしばらく続きそうだ。

ちょっと下請け的に見えてしまう日本のソフトウエア業界におけるプログラマーも、なかなか育つ環境が無く、そしてついに下請け的なイメージを持っている点では、似たような状況にあるように思えるけど・・・・。

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このページは、Caericが2010年10月29日 22:39に書いたブログ記事です。

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