先日、もう5年も乗っている愛車の修理でディーラーに行きました。
その待ち時間に、エコカー減税を餌に新車の勧誘。
そろそろ乗り換えても良い時期だもんね。納得。
提案された車は、
おいらの乗ってる車の新しいモデル。
エンジンの排気量が小さい上に、燃費が良く、
その上、パワー(馬力)は同じ。
ガソリンのコストと、自動車税が下がるのは目に見えてるのに、
全く購入意欲が湧きませんでした。。。
結局、今週、今の愛車を車検に通しました。
そろそろ乗り換えても良い時期であるにもかかわらず・・・。
* * *
これまで自宅から駅までは毎日徒歩で通勤。
ここに住んで4年経つけど、毎日約10分の道のりを徒歩で。
もちろん健康的な理由がある訳ではありません。
駅前に自転車置場を借りたので、
自宅ー駅の間を自転車で通勤してはどうかと提案を受けてみる。
が、結局ここ数ヶ月の間、何故か徒歩で通っています。
この数週間の猛暑で、ようやっと自転車通勤するようになりましたが、
その前数ヶ月は、ほとんど使わない自転車置場代を支払う事に。
* * *
と、こんな感じの身の回りの体験談がたくさんあります。
これらの共通点は、
より良い選択肢があるにもかかわらず、
現状の持ち物ややり方に固執している事です。
これこそが、現状維持バイアスです。
現状維持バイアスとは、変化に対する強制的なインセンティブが
働かない限り、人はこれまでのやり方や持ち物に固執するという、
人の行動パターンです。
ちょっと言い換えれば、特に現状に不満がなければ、
もっと良い選択肢が提案されてもそれに食いつかない、と言えます。
この現状維持バイアスは、時間の経過と共に強化されていきます。
長年使っているものに不満が無ければ、より良い新しいモノに
買い替える抵抗感があるのは、まさに現状維持バイアスが
時間の経過とともに強化されている表れです。
ほとんどの場面で、ヒトは現状維持バイアスに気づいていません。
もちろんおいらの上記の例も、後から考えてみたら、
現状維持バイアスが働いていたなー、と感じた例です。
現状維持バイアスは、現状を過大支持する非合理な心理的バイアスです。
もちろん購買に関して言えば、現状維持バイアスを取り除く方向で
何かマーケティング施策を打たなくてはなりませんね。
新しいモノややり方のバリュープロポジションを提示ししながら、
現状に不満を持たせてあげる事が、
現状維持バイアスを下げるひとつの方法でしょうか。

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