ナノケアドライヤーというパナソニックの製品が売れている。
平均単価は1万〜1万6千円と、ドライヤーとしてはかなり高額。
しかし、年間50万台も売れる超ヒット商品。
ナノケアドライヤーの顧客価値はなんと言っても、
「ナノイー」という微細な水の粒子を紙に浸透させ、潤いを保つ機能を売り物にしている。
という点にあろう。
単に髪の毛を乾かすドライヤーという従来の機能に、
髪の美容という要素を加えた。単にそれだけ。
従来のドライヤーは、激しく使うと髪が痛んでしまう。
しかしナノケアドライヤーを使えば、
髪の毛が痛むどころか全く逆に髪の毛に潤いを与える。
従来のマイナス要素を完全にプラス要素に置き換えている。
ナノケアドライヤーのアマゾンでの評価が面白い。
ほぼ全ての人が、従来のドライヤーとの違いに驚いている。
ナノケアドライヤーを使うと、
軽くオイルを塗ったように、リンス直後のように
髪がさらさらな状態で乾くらしい。
これこそまさに実際に使ってみないと分からない。
しかし、家電量販店で態々髪を乾かす訳にもいかないだろう。
そこでパナソニックはクリュスタという、
女性向けのビューティラウンジにナノケアドライヤーを置き、
実際に利用者に使ってもらっている。
クリュスタは、300円を支払えば、店内にある化粧品を
自由につかって化粧直しができるサービスだ。
このサービスにおいて、パナソニックはナノケアドライヤーを
無料で貸し出す。
ナノケアドライヤーは、従来の商品の3-4倍の値段。
そしてこれまでに無かったドライヤーの機能を提供する。
この手の特徴を持つ製品は何らかの実演が効果的だ。


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