ブランドは企業にとっての永遠の課題。
見事にブランド力を勝ち取って、市場から支持される企業もあれば、
ブランド的地位を確立できずに苦しんでいる企業もある。
リプトン、カップヌードル、ウォークマン、などを見ると、
企業を支えているのは商品よりもブランドではないか?と思える程である。
思い切った事をした企業がある。あのツムラだ。
ツムラ ライフサイエンス株式会社は、本年6月に開催予定の定時株主総会において定款変更(商号変更)が承認されることを条件として、2010年9月1日付(予定)で社名を「株式会社バスクリン」(英文表記:BATHCLIN CORPORATION )に変更いたします。
あらら。「バスクリン」ってあのバスクリンですよね、入浴剤の。
下手すれば「入浴剤」と呼ぶより「バスクリン」と
呼んだ方がしっくり来るくらい、カテゴリブランド力としては強烈です。
しかし、ツムラさんは、どうして商品名を会社名と一致させてしまったのだろうか?
グーグルやアマゾンのように、ある一つの商品軸があり、その付加価値として
製品ポートフォリオを形成しているならともかく。。。
少なくともツムラは、育毛剤、バス・キッチン用品など
の分野でも活躍している。
(参考:ツムラライフサイエンスの製品 )
社名とブランドがかぶる事で、ブランドの深みを出しにくそう。
つまり入浴剤としての知名度、理解度、信頼度、そしてリピート喚起力など、
これまで構築して来たブランドの深みを社名に託してしまう。
「バスクリン モウガ」という組合わせは、
もちろん社名と製品名の組合わせなだけだが、
消費者にとっては、単に混乱を招くだけかと。
今回のツムラさんの社名変更は、
なんだかもったいないような気がしてならない。
結局のところは、ブランド名をテコにして、
会社名を有名にしたかったのでしょうかね?

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