従来の戦略立案の手法やアプローチを、
サプライ(供給)サイドの視点からのアプローチだとするなら、
必ずその逆の手法も存在する。
つまり、デマンド(需要)サイドからのアプローチ。
それが、ブルーオーシャン戦略。
まだ知られざる潜在化した需要を掘り起こし、
新たな市場を創造する。
そこでビジネスができれば、
もちろん競合も少なく、おいしいビジネスができる。
よくある例では、シルクドソレイユや、かつてのデル、
ebayや任天堂のWiiなど。
■青い海には・・・
ブルーオーシャン(青い海)は、誰にも知られてない市場。
割と既存市場のそばにあったりするが、
伝統的な大企業の場合には、見えない事が多い。
なぜなら既存市場とのカニバリが理由で、
青い海を見つけられない。
大企業では、これはごく普通に起こりうる。
現実主義かつ論理的・合理的な判断がなされるためだ。
青い海を見つけるためには、
既存の市場で競争する!という考え方を捨てる事。
競争するという考え方を捨てるのは難しいかもしれない。
なぜなら、企業戦略の起源が戦争戦略にあるから。
青い海では、大手企業が参入してくる可能性が低い。
青い海の住人になるには、自社を変革しなくてはならない。
現実的に、社員としてこんな事を試みると、
社内政治に足をすくわれてしまう事もよくある。
■青い海を作るために
全く新しい市場を作り出せればそれで良いが、
現実的ではない。(先例はあるものの)
シルクドソレイユの例にしても、
既存市場の境界線を取り除く事によって生まれた。
(従来の)サーカスと劇場。
サーカスの境界線を、劇場の方まで押しやってしまった。
そもそもこの境界線は、
誰かが過去に書いたモノだ。
サプライサイドの思い込みかワガママによって
人間が設定したモノだ。
従来の市場の観点で見れば、
境界線の移動は、ゼロサムゲームにも見える。
自由なデマンドサイドの視点を持つ事によって、
ゼロサムゲームのマインドから飛び出し、
青い海を作るべく、境界線を押しやる事ができるようになる。
また、青い海の世界では、
これまで一律背反だった、
低価格と、価値による差別化を同時に成立させる。
任天堂Wiiも同じ。
Wilは、従来のゲームの操作に対して、
「動き』を加える事によって、操作を簡単にした。
その結果、利用者の幅が広まり、
かつ高度な操作を必要としないため、
ハードウエアの価格も下がった。
青い海は、
新たなデマンド(需要)を生み出す方向で、
これまでの機能やコストを削ぎ落とす方向で見えてくる。
恐らく思った以上に難しいだろう。
世の中のトレンドは、
技術の進歩によって、生産性が飛躍的に向上する中で、
サプライの能力は遥かに高まってきている。
どうしてもこちら(サプライ)側に関心が寄ってしまう。
そして伸びない需要に対して、
押し付け型のサプライ。
まさにコモディティ化のプロセスの典型。
市場志向でゼロベースで考えだす。
市場の枠を押しやる。
そして、価格を抑え価値をあげるモデルを考える。
確かに大企業で働いている間には、
実現するのは難しそうだ。。。

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