「人が人を呼ぶ『ネタ消費』」。MJは面白いキャッチをつけるものです、はい。
そこに名を連ねたのは、マクドナルドの「ビックアメリカ」、桃屋の「辛そうで辛くない少し辛いラー油」、「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」、そして映画の「アバター」です。
まぁ、これらの火付け役となったのが、Twitterやブログで生じた、いわゆる口コミ効果です。口コミ効果により、ネットワークの外部性による効果が働き、より多くの人が関与すればするほど、その価値は高まって行きます。
この4つの商品には、ちょっと考えてみると、共通点があるような気がします。
<話題にしやすい>
どの商品(サービス)も、ターゲット層が幅広い事が最初の共通点としてあげられると思います。まぁ、ドラッカーと言っても、マネジメントは会社経営ですので、ビジネスパーソンであればなんらかの関連はあるでしょう。そういう意味で、マーケティングの大御所のコトラーよりもずっとターゲット層が広いと言えます。
ターゲット層が幅広ければ、誰とでも簡単に話題にできるので、口コミが発生しやすくなります。
<期間限定もしくは品薄状態であった>
女子マネージャーのドラッカー本を除いて、どれも期間限定もしくは品薄状態が続いています。アバターやビッグアメリカは期間限定。ビッグアメリカはある時期は、人数限定で提供していました。桃屋の商品も品薄状態が続いていたようです。
こうした品薄状態が続いたり、期間限定だったり、また行列ができるような場合には、人間の心理的に経験時に他人に伝えたり、また経験してない場合は人に聞いたりしたくなるものです。
(女子マネージャーのドラッカー本は現在アマゾンで新品が売り切れのようですね)
<期待を裏切らない品質>
いわゆる高いユーザエクスペリエンスを提供してくれる商品である点も共通していると思います。自分自身で試した事が無いモノも含まれていますが、ブログなどの評判を見る限り、これは言えそうです。
通常、口コミが広がれば広がるほど、ネットワーク外部性の効果が働き、人々の期待値はますます高まっていきます。その期待値を裏切らないほどの商材であったと言えるでしょう。
<シンプルなネーミング>
これら商品のネーミングは覚えやすかったり、興味を引くネーミングが採用されています。映画のアバターも、ネーミングだけだとネットのアバター(自分自身の分身となるネット上のキャラ)と引っ掛けて覚えやすいです。
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こうして考えてみると、口コミによりヒットする商品は、少なくともこの4つの要素が含まれているような気がします。(日経MJで扱われた商品だけから考えていますが、多くにあてはまりそう)
最近では、ソーシャルメディアの普及と浸透に伴い、ネットを利用したマーケティング活動が注目を集めるようになってきています。例えば、Twitterマーケティングなどと呼ばれ、その手法への関心が高まっていますが、そもそもとしてマーケターは、こうした4つの要素が商品やサービスに含まれているかを見極める、もしくは取り込む必要がある事を忘れてはなりませんね。
その素質が無いモノは、いくら秀逸なTwitterマーケティング戦略を実行しても、ヒット商品になる日は遠いでしょう。

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