世の中のサービスを除く製品は、大きく消費材と生産材に分ける事ができます。この2つの財の違いは、マーケティング的に言えば非常に大きいので、分けて考える必要があります。
世の中の製品には、必ずと言ってよいほどその原材料が存在します。原材料でも、原料(部品)、設備などがあり、これらは消費者ではなく、生産者によって購入されます。こうした生産者によって購入される原料や設備といった財は生産材と呼ばれれます。
多くの場合生産者は、特定の分野の特定の用途の製品を生産する事が多く、専門的知識を持ちます。また、取引が会社対会社となる事が多く、長期の関係維持を前提とした取引がある上に、購買時、稟議等を通じて意思決定プロセスが合理的になりがちです。
その一方で消費材は、主に最終消費者である個人で消費される財であり、上記の生産材とは逆の概念を持ちます。
消費材は最終消費材として、様々な消費者によって購買されます。もちろん製品の質によって、購買時の消費者の関与の度合いが異なりますが、生産材と異なり、様々な購買に対する意思決定プロセスがが働きます。
以下は、生産材、消費材の主な特徴のまとめです。
例えば、洋服に関して言えば、洋服の生地、染色材、ミシン、糸、その他製造のための機械は生産材です。これらは特定の製品を作るために、素材や設備は専門的知識を持つ人達によって選び抜かれます。この部分が生産材の購買者、意思決定プロセスにおける特徴です。
一方で、消費材にあたる部分が洋服そのものです。この洋服の購買者は、生産材に比べて幅が広く、消費者の関心の度合い(関与の度合い)におうじて、購買時の意思決定プロセスが異なってきます。
