プラットフォーム・ビジネスが持つ魔力

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 iPod, iPhone, iTunesを市場に投入し、いよいよアップルはiPadを市場に投入してきました。iPadでは、ゲーム等のアプリケーション、音楽に加えて電子書籍の購入購読も可能とされています。これらのアプリ&コンテンツは、アップルのオンラインストアからしか購入する事ができず、いわゆるプラットフォームビジネスもモデルとして、利用者に縛りがかかります。

 NewsWeekでは、これは垂直統合モデルと呼び、かつてのドットコム企業が直面した課題とリンクさせています。


iPadの垂直統合という賭け

垂直統合は、70年代にはディジタル・イクイップメントなどのミニコンピューターメーカー、後にはサン・マイクロシステムズなどのワークステーションメーカーが典型的だったが、業界はかなり前に垂直統合はうまくいかないとの決断を下していた。(中略)。サンのコストの高い垂直統合モデルは、同社が衰退した主要因だった。

 iPadというよりも、アップルの場合、確かにコンテンツやアプリケーションはアップルのみからの購入となりそうですけど、アップルのコンテンツストアを中心として、iPhone, iPod, iPadそして、パソコン(iTunes)の全てで多くのコンテンツが共通に使える事が、かつての垂直統合との大きな違いだと思います。(一部、ゲームなどのアプリは使えるデバイスが限定されますが・・・)

 そしてこの垂直統合と同時に、アップルはデバイスという水平面においてもある程度の連携ができています。

 デバイスに関しては、製品ポートフォリオを拡充しています。iPadという電子書籍に最適と思われる大きさのデバイス、デスクトップ、ノートパソコン、携帯電話、携帯音楽プレイヤーがあります。そして、このデバイス間で音楽や(一部の)アプリを共有して使う事ができます。

 アップルとしては、デバイス間でもできる限りアプリやコンテンツの共有が行えるようにしたいでしょう。垂直統合及び水平統合(この場合は、水平連携?)が行えて初めて、独自のプラットフォームとなり、そしてより多くの連携が可能になればなるほど、その価値が高まると思うからです。

 一旦アップルのユーザーになれば、利用するアップルを通じて購入するコンテンツやデバイスが増えていく事が予想されます。事実、おいらもiPodに始まり、iPhone、そしてついにはMAC Bookを買ってしまいました。まさにアップルのマーケティングの魔力にやられてしまっています(笑)。

 これがデバイスを含むプラットフォーム戦略のマーケティング力と言う事が出来ると思います。アップルは、自社のポジショニングの設定が非常にうまい会社ですね。

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このページは、Caericが2010年3月 8日 18:07に書いたブログ記事です。

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