なかなかインパクトのあるタイトルですが、これは今月号のハーバードビジネスレビューのモノです。まぁ、イノベーションは技術だけが基盤になるとは限らず、ひろくビジネスモデルにも適応できますので、何も製造業だけに特化しなくても・・・・なんて思ったりもします。
どーでも良い余談はさておき、個人的に面白かったと思った二つの論文を紹介しようと思います。
一つ目は、「インサイド・アウト型オープン・イノベーション」です。(凄いカタカナ率・・・)企業がイノベーション力を高める方法のひとつにあたります。
概略は、これまでの企業では「アウトサイド・イン型」で社外の技術や知識を社内に取り込んできたが、不況下では「インサイド・アウト型」にも注目すべし。なぜならば、低リスクで自社が保有する技術や知財を再活用し、同時に時間や資金も節約できる。という訳です。
インサイド・アウト型は、社内だけのアセット(ヒト、カネ、モノ、情報)に限らず、そのアセットの一部を持ち出しながら、外部組織とも共有していく方法です。まぁ、選択と集中ってのは、時にはイノベーションの弊害になりうるって事ですね。
事例として、BT(ブリティッシュ・テレコム)などが出ています。
組織論で言えば、なんだかネットワーク型組織を連想させます。この組織では、共有の目的を持ち、従来のピラミッド型の組織とは異なり、目的に応じてその形を変え、個々人がゆるやかにつながっていいます。
二つ目は、「イノベーターのDNA」。先ほどの企業のイノベーション力に対して、こちらは個々人のイノベーション力を高める方法についてです。
世の中には発想な豊かなエクゼクティブがたくさんいます。こうした人達から何がイノベーションに必要なスキルなのか?をつきつめた研究結果です。「イノベーションのジレンマ」で有名なクリステンセン氏も著者のひとりです。
その必要なスキルに関しては、本誌をご覧下さい。
さて、この論文を読んで、イノベーションのための発想力を鍛えるには「質問力」は重要だと再認識しました。マイケル・デルによれば、
私が聞いてみたい質問は、みんな予想しているでしょう。そうではなくて、私が聞いてくるとはだれも思わない質問を投げかけたいのです。多少酷かもしれませんが、まだだれも答えを持っていない質問を思いつくと、楽しくなります。」
とのこと。なるほど。観察力や洞察力を磨くためには、その前段階にあたる「質問力」を磨かなくてはならないわけですね。質問力、つまり疑問は、発想の原点にあたります。その疑問からある仮説が生まれてきて、実践・実験してみたくなりますね。
こうして考えると、イノベーション思考が生まれつき備わっているヒトもいるかもしれませんが、イノベーション思考は実践を通じて鍛える事が可能そうです。
まぁ、イノベーターというくらいですから、普段から他人と異なる行動しなくてはいけませんね。他人と同じ行動や思考からはイノベーションは確かに生まれにくいかもしれません。

コメントする