本社で働く事、外資の日本法人で働く事(その1)

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 今回の本社への出張は、現地での滞在期間が実質3日間と非常に短いものでしたが、いろいろな人と合って、お互いの考えをぶつけて議論する機会も多数持てたので、自分自身にとっては少なくとも非常に良い機会でした。

 特にアメリカ本社に出張した場合には、ディナーに誘われるなんて事は全く無かったのですが、今回はほぼ毎日ディナーに誘われたという不思議な結果になりました。ディナーと言っても、いわゆるソーシャルなもので、先日の記事にも書いた通り、お互いに知らない人もいろいろ参加しています。こういう場では、昼間では入らないような情報とか人の意見が聞けるので非常に面白いです。

 こういった機会を通じて、正直いろいろ、本社と(日本)支社での仕事に関する違いについて、考えさせられました。ただ、これはおいらが勤める米国のITベンダーの話ですので、日本企業や外資でもサービス業にあたる会社には必ずしも当てはまるとは限りませんのでご了承下さい。要点は、本社と日本法人、それぞれの仕事環境では「情報の質と量」、「仕事観」、「従業員の能力の発揮の仕方」、「モノを考える視野」の点において、大きく異なっていると感じました。


1. 情報の質と量

 これはいわずとして、本社では情報の量が多く、かつ質が高いです。どの会社でもあまり大きく変わらないと思います。製品販売に関連する情報もあれば、組織に関連する情報まで、幅広く、その質/正確性も高いと思います。

 もちろん本社機能として発信する情報もありますが、人と人の間で伝わる情報もあります。どちらも重要な情報です。しかし、前者の情報に関しては、単に情報の伝達が高いく近いだけかもしれません。後者の人と人の間で伝わる情報は魅力的です。

 これは後述するCapability(能力や素質)の話とリンクしてくるかもしれません。つまり、情報が流れて行く間に、ヒトの意見、主張、経験が加わるので、より情報としての質が高くなるように感じます。不思議ですね。

 あまり情報をレバレッジして仕事したいとは思いませんが、外資の日本支社でマーケターするにはある意味で重要です。ただし、この仕事上でのアドバンテージは、賞味期限がついています。つまり、いずれは他の人も知る事になるので、その「いずれか」がやってきたら、アドバンテージはありません。

 ですので、このアドバンテージはすぐさま使ってしまった方が良いのでしょう。しかし、情報展開の仕方には注意が必要です。


2. 仕事観:何のために働くのか?

 正直言って、日本支社で働いていると、時々「何(誰)のために働いているのか?」と思う事があります。特にマーケティングという仕事柄そう覆う事があるのでしょうか?

 仕事の中には、確実に本社のためにやらなくてはならないものもあります。まぁ、本社のため=会社のため、だったら否定はしません。しかし、会社は(株主のために)利益を創出する事が重要な目的の一つと考えるならば、個人的に疑問を抱かずにはいられないこともしばしばあります。

 と言っても、全てを否定して、支社では全く別の事を行うことも賛同できません。会社ですから、本社機能のCapabilityをめいいっぱい活かして、市場で売上を確保する事は重要だと思います。

 この「誰のために働いているのだろう?」という葛藤は大きいです。外資のサービス系の会社や、外資でも日本企業とのJVや非常に大きな外資系企業だと、日本支社で独自にいろいろな事が出来る事があるので、この葛藤は感じないかもしれません。しかし、いわゆる外資企業の日本支社だと、この「誰のために働いているのだろう?」という葛藤は強く感じると思います。

その2に続く>

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このページは、Caericが2010年2月26日 23:47に書いたブログ記事です。

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