ターゲティング(Targeting)は、STPの一部として考えられるほど、セグメンテーション、ポジショニングとも強く関連してきます。ここで、Sはセグメンテーション、Tはターゲティング、Pはポジショニングの頭文字となります。
セグメンテーションを設定したら、次にどのセグメンテーションを攻めるか検討します。この作業がターゲティングになります。ターゲット市場は、必ずしも一つに絞り込む必要はありません。複数のセグメントを同時にターゲットにすることも可能です。
しかし、複数のセグメントをターゲットセグメントと設定する場合、それぞれのセグメントでトップになるのは難しくなります。その場合、異なるマーケティング・ミックスを実行する必要があります。その逆に、マーケティング・ミックスにおいて単一の施策に対してボリュームが出せるので、リーチに対してのマーケティング費用を抑えることが可能になります(マーケティングミックスについては後日。)。

セグメントは、規模が大きく、成長性が見込めるところが必ずしもおいしいわけではありません。そのセグメントに強力な競合がいたり、買い手・売り手からのプレッシャーが強く既に強烈な価格競争に陥っている場合には、とても魅力的とは言えません。
また、自社のもつアセット(資源)も良く考慮します。例えば、自社の持つ技術が活かせない分野や、自社の構築してきたブランドイメージを壊しかねない分野をターゲットとするのは得策ではありません。前述のポーターのファイブフォース・モデルにより、自社が目指すターゲット・セグメントにおいて、自社の持続的競争優位性が確保できるかどうかは入念に検討する必要があります。

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