変革期にあるビール市場

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 普段何気なく居酒屋やコンビニでビールを飲んでいるビール。本当に何気なく飲んでいたので、ビール業界がこんなに変化しているのにまったく気づきませんでした(笑)。

 国内のビール系飲料の市場って、販売数量的には多少減少しています。消費者から見える価格もほぼ一定なので、まぁ、金額での市場規模でも割とこのグラフに近いでしょう。

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 それよりも、ビールから発泡酒、そして第三のビールへのシフトが急速に進んでいる事がビール系飲料の市場の特徴ですね。消費者から見たら、ビールが一番高く、その次に発泡酒、そして第三のビールの順に値段が高いですが、実際には税率の違い(参考リンク:PDF)により、大雑把な計算上では、税金を除く各製品の値段はほぼ同じ程度にも見えます。しかし、消費者からみたら、第三のビールの価格は他のビール(系飲料)に比べて安く、こちらの方にシフトしているのが実態のようです。

 売上ケース(実際は2010年の販売計画)からみれば、アサヒとキリンがほぼ同率で首位と言っても良いでしょう。それにサントリーとサッポロが続く形で、日本の市場はほぼこの4社に独占されていると言っても過言ではありません。

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 しかし、2強とその他の差が大きく、全体的に伸び悩む市場においては、生き残りをかけての策が必要となってきます。

 よく飽和した市場には産業構造の変革が起きると言われていますが、ビール系飲料の市場も例外ではありませんね。キリンとサントリーが統合に向けての話し合いに入っています。

 これだけみたら、ビール系飲料市場は面白くありませんが、各社の販売計画の内訳をみると、各社の特徴が大きく異なっている点が非常に興味深いです。

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 アサヒは「スーパードライ」を筆頭として、ビールが非常に強いです。一方で、キリンは発泡酒や第三のビールに注力しており、その販売計画は50%を超えています。

 そして、キリンとの統合計画があるサントリーも同様に第三のビールが強く、ビールや発泡酒の販売数量が年々減少する中で、二社の第三のビールにおける強みが活かせそうな感じがします。

 ビールの差別化は、同カテゴリであれば風味でしょう。他の製品に比べれば非常に差別化の要素が少ないです。ビール系飲料まで競争の幅を広げれば、価格も大きな要素になります。しかし、そこには税率が大きく影響します。低価格志向が進む中で、サントリーとキリンの統合は市場に対して大きな意味を持ちそうです。

 サントリーとキリンは、統合が実現した後のブランド戦略が重要となりそうですね。お互いの強みをうまく活かしたブランド戦略で、第三のビールを中心としてヒット商品をロングセラーにまで育てたいところです。

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このページは、Caericが2010年1月 9日 22:54に書いたブログ記事です。

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