中国製の冷凍ギョーザで中毒症状が生じる事件が発生してから約二年がたとうとしています。この事件以降、冷凍食材を購入するときは輸入国をしっかりチェックし、中国製品をできるだけ控える傾向にあったのは、おいらだけでは無いと思います。
'10年1月27日の日経新聞によれば、
市場シェア首位の味の素冷凍食品の調べでは、冷凍ギョーザの市場規模は'08年度に170億円と、07年度比で20億円減少。(中略)日経新聞の調査によると、事件後68.5%の人が冷凍ギョーザの購入を中止。
とのことです。つまり、あの事件で市場が1割収縮し、約7割の人が冷凍ギョーザそのものの購入を控えてしまいました。この意味合いは非常に大きいはずでです。たかが1割の市場収縮かもしれませんが、1割拡大するためには多大なる努力が必要となります(いや、努力だけでは難しい事がほとんど)。
結局、この中国冷凍餃子事件は、ある企業の商品で発覚したにも関わらず、そのインパクトは競合企業どころか、冷凍食材全般にまで及んでいます。
冷凍餃子は、製品の商品名やブランド名というより、一般カテゴリーとして消費者に認知されている事が多いと思われます。その結果を裏付けるかのように、事件後に7割の人が冷凍ギョーザそのものの購買を中止しています。
そういう意味では、マーケティング戦略として自社の広告宣伝をすると、他社製品も合わせて売れるようになったりします。マス広告に頼るのも手ですが、店頭キャンペーンなどで、自社製品のブランド価値を高めて行く必要がありますね。
しかし、さすがはカテゴリー製品の冷凍ギョーザ。日経新聞によれば、
事件後に冷凍ギョーザの購入を控えた人の8割近くが購入を再開したり、回数を増やしている。中国産への警戒感は依然強いが「調理が楽」「価格が安い」などの理由が後押しし、市場規模も2010年度は事件前の水準に戻りそうだ。
と、ほぼ事件前の市場に復活してしまうようです。。。この市場がいかにブランドとは無縁かは、数字からも明らかになっていますね(苦)。

コメントする