#前回の「広がる電子マネー市場」の続きのエントリーです。
さて、楽天のEdy買収のメリットはどこにあるでしょうか?決済で言えば、楽天は既にクレジットカードを持っています。また、楽天での買い物にはポイント制が既に導入されています。
しかし、クレジットカードと電子マネーを一体化できると、その決済金額が増えると報告されています。クレジットカードと一緒だと約8,000円、ポイントと一体だと約6,800円、電子マネー単体の利用は約5,000円です。これにより、従来の楽天での一人当たりの売上高が伸びる可能性がありますね。
それ以外にも、楽天が提供する電子マネーになれば、顧客の利用履歴を追う事ができます。もちろん、ネットでの買い物は自社サイト(楽天)に限り、その購買傾向をとれると思います。しかし、電子マネーを使えば、楽天以外のサイトや、実店舗での電子マネーを使った利用者購買行動が把握できます。ネットと実店舗で比較する事により、楽天はネット購買においてより正確な事業戦略を実行できる可能性が高まります。
また、楽天はいわゆるネットのショッピングモール。実店舗に対して楽天の電子マネー(Edy)の導入が進む可能性があります。実店舗でネット販売を持っていない企業にも、楽天モールへの誘致を促す一方で、実店舗には、楽天ポイントとの連携で、新たな顧客を見込める上に、囲い込みにもつながりますね。
2014年までにネット通販市場規模が現状の2倍の14兆円になると言われています。楽天の売上高からみれば、この30億円の買収は確かに安かったのかもしれません。

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