マーケティング近視眼

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 そういえば、この前、スパコン世界一に対する国家予算がうんぬんとかいって、議論になっていましたが。。ちょっとお話変わって、新幹線の最高営業速度世界一。ライバルはフランスのTGVですね。最近になって、新幹線が頭一つ抜きに出た模様。

JR新幹線が「世界最速」を奪取、海外売り込みは成功するか
海外売り込みの弾みとなるか――。JR東海は11月16日深夜、東海道新幹線の最新車両「N700系」を使い、米原―京都間で走行試験を実施。営業車両としては国内最高(時速332キロメートル)での運転を成功させた。

 おめでとう新幹線!と思わず言いたくなる気分。でも、新幹線の最高速度に対するニーズはどこから?と言われると、ちょっと困ってしまいますね。

 実は、この世界最高速度に拘るのは、海外需要のようです。一旦日本から離れると、そこには総延長3万kmの高速鉄道計画があるようです。

新幹線輸出に3つの関門(日経ビジネス)
新幹線技術を海外に売り込みたい日本メーカーにとって、日系人が多く関係が深いブラジルでの高速鉄道計画は、2007年に開通した台湾新幹線に続く、大きなビジネスチャンスだ。ここ1年、国土交通省の幹部や日本メーカーの取りまとめ役となる三井物産の担当者など、日本の鉄道関係者がひっきりなしに"ブラジル参り"を続けている。まさに官民挙げた売り込みがピークに達していると言っていい。

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 なるほど。でも、何も高速鉄道にこだわるだけならリニアモーターカーも検討の範疇に入るのでは?と思ってしまいます。新幹線(日本のレールで走る鉄道)に拘るのは、まさにユーザー不在の議論になりかねません。

 昨日のエントリーでも書きましたが、まさにマイオピア(近視眼的)です。この鉄道の話は、昔、セオドア・レビットが、ハーバード・ビジネス・レビューに投稿した、超有名な論文があります。多分、今でも多くのMBAの授業で触れる話題では無いでしょうか。興味のある方は一度読んでみて下さい。

 レビットの論文の概要はこんな感じです。

鉄道会社が衰退したのは、経営者の発想が顧客中心(顧客にとっては移動する手段)でなく、製品中心(鉄道という製品事業)にあったからである。企業には顧客の視点に立った経営が求められている。1960年に発表されたこの論文は、顧客志向の意義を説き、マーケティングの重要性を訴えたことで大きな反響を呼んだ。軽視されていたマーケティングに光を当て、経営の重要な機能と認識させた記念碑的論文。(HBR '01年11月号より)

 でも、リニアモーターカーはきっと総工費が高いのでしょう。事実、JR東海によれば、東京―大阪の中央新幹線の場合、50年累計でそのコストが2倍になる見込みだそうです。しかし、その一方で、リニアモーターカーの場合、500km/h程度の速度が出る訳ですから、移動時間が短縮でき、そして単位時間当たりの輸送量が増します

 鉄道は、ある意味その国のインフラ投資ですね。50年くらいのスパンでみても悪くないような気がします。そのコストに対して、早く移動できるというメリットがあれば、ひょっとしたら、きっちりビジネスモデルが書けるような気もします。もちろん、既に商社さん達が検討行って、その結果を元に新幹線で提案していると思います。

 記事だけ読むと、一見、「陸路の高速移動手段=新幹線」、しか選択肢が無いように見えてしまうので、こうした視点もあるといいなぁ・・・と思いエントリー起こしてみました。

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政治経済なんて知らないけど頑張るブログ - 国土交通省 関東地方整備局 (2009年12月 9日 01:03)

国土交通省河川砂防技術基準同解説(計画編)商品価格:4,200円レビュー平均:3.0 国土交通省の燃油サーチャージの認可についての違法性について ... 続きを読む

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このページは、Caericが2009年12月 8日 22:30に書いたブログ記事です。

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