葬儀ビジネス、生花祭壇をめぐる争いにうまみはあるか?

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 今の日本における年齢分布と所持資産の分布を考えるとなんとなく想像がつくのだが・・・・東洋経済オンラインによれば、葬儀ビジネスが熱いとの事。今後、日本社会がより高齢化していくと、葬儀ビジネスという分野の成長は確かに見込めるでしょう。

 市場的に言えば、葬儀ビジネスの定義があいまいなのかもしれませんが、おおよそ5,000億円程度。その成長率は意外に大きくなく、年間2-3%との事らしい。おおよそ年間100万人の国内死亡者数なので、一件につき平均50万円。ちょっと安いような気もするけど、この程度でしょうか。(別途、矢野経済は180万円/件と予測しています。)

 さて、その中でも生花。祭壇には多くの生花があります。これをめぐる動きが激しいとの事。つまり生花の仕入れや飾りは、葬儀屋の本業でないため、生花店にアウトソースしているのが現状のようです。葬儀の場合、お通夜と翌日の告別式で、下手すれば数百本の生花が必要になります。また、葬儀は結婚式のように計画的には行えないため、在庫の調整が極めて難しくなります。

 いずれにしても大きなビジネスチャンスがありそうです。さて、ユー花園では、

と話すのは、ユー花園の商品企画製作部の渡邊一貴統括部長だ。下北沢の小さな花屋から始まった同社が、葬儀に進出したのは1972年。花がよく見えるアクリル製の台をはじめ道具類も独自で開発し、業界のパイオニア的存在として走り続けてきた。現在では、年商50億円の約75%を葬儀事業で稼ぎ出すまでに成長している。

 なんと、全体の75%を葬儀事業でたたきだし、その金額は、38億円/年というからすごい。

 とはいっても、生花。多少なりとの葬儀ノウハウは必要かもしれませんが、残りの多くの部分はおそらく在庫調整。葬儀は突発的かつ通夜、告別式とそれぞれ大量の生花が必要ですので、需要予測をし在庫を確保するのが難しくなります。ここをクリアできれば、この葬儀生花市場への参入は可能でしょう。

 しかし、ある程度案件が定期的に入ればよいのですが、そのためにはある程度のビジネス規模が必要になります。逆に、各案件の規模に開き、つまり必要な生花数が極端に異なる場合、ビジネス規模が拡大するにつれて、リスクもある程度拡大してきます。このビジネスはある意味難しそうですね。街の生花店には対応し難いでしょう。

 その上、差別化が難しいです。生花は生花。祭壇でのビジュアルのアピール?とは言っても、通常、葬儀を開く側は、人生で数回しか経験しえないので、プロモーションのかけ方も難しい。と言う事で、対象は葬儀屋になるのでしょうか・・・。

 しかもこの葬儀市場は、代替品が少ないため、他業種からの新規参入は少ないと思われます。あるとしたら、バーチャル葬儀とか、造花による装飾。当面すぐには考えにくいですね。

 この葬儀生花ビジネスは、意外に新規参入して切り崩しにくい産業なのかも・・・。

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このページは、Caericが2009年12月 4日 06:39に書いたブログ記事です。

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