デロイトのJapan Fast50にオイシックスが入っていたり、様々なメディアで取り上げられるなど、こだわり野菜が最近は注目を集めています。スーパーでも売り場面積が増えるなど、不況にも関わらず、こだわり新鮮野菜の注目度は高まっています。
輸入物の野菜に対する安全面での懸念が高まる一方で、健康志向などを背景にした食生活の急激な変化が起きている事が、この注目度の高まりの背景でしょう。一言で言えば、「無農薬」とか「減農薬」の野菜煮より、安心/安全がより求められているというところでしょうか。
日経MJの12月23日号によれば、
今回の調査では、「こだわり派」の人に高品質の価格をいくらまで許容できるか聞いてみた。基準となる価格をトマト中玉1個80円、米5kg=1,500円と想定したところ、トマトは5割高の120円未満、米は6割高い2,500円未満の価格帯までに60%以上の回答が集まった。
とのこと。ちょっといくらなんでも、ここまで・・・とも思いますが。しかし、消費者としてこうしたこだわり野菜には需要があるのは言うまでもなさそうですね。
さて、野菜は、基本的に生産者から農協におさめられてしまうと、その後の流通は農協(市場)を中心とした取引になるため、ほぼ需要と供給で値段が決まります。つまり質よりも量が重視されていたように思えます。つまりコモディティですね。
最近になって、先ほど述べたように「安全/安心」や「健康志向」により野菜の価値がたかまり、このように5割り増しの対価が付くようになっています。しかしよく考えてみると、単に無農薬や減農薬でも、競争の手法は限られていると思われます。つまりすぐにコモディティになりかねないと。
今後、こだわり野菜には、「新鮮さ」と「信頼性」でしょう。「新鮮さ」とは、新鮮な野菜=よいおいしい。という基本的な部分です。単に生産だけでその野菜の味や品質を向上するのですから、それなりの技術が必要でしょう。
そしてももう一つが、「信頼性」。これは作るのではなくて、保つという事です。野菜は、現地直接販売を除いて、誰がどのように作っているか分かりにくいですね。最近では「顔の見える野菜」などで生産者を見せている場合もあります。しかし、ここに偽装が存在すれば、一気に信頼性が崩れます。

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