プロモーションの差別化要因は、上流工程に移るか?

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 さとなおさんの「コミュニケーションの未来予想図」という(たぶん)記事を見つけました。中身は非常に興味深い内容です。良く考察されているなー、と改めて感心しました。

 実はここのところずっと、「マーケティングにおけるコミュニケーションのあり方は今後どのように変化していくのだろうか?」と考えていました。最初の前提、つまり現状をみる角度は記事と多少異なるにしても、書かれている事には非常に賛同できるし、ちょうど似たような事を考えていました。

まずは一部記事を引用させて頂いて・・・

・マスメディアを含めて、あらゆるメディアはソーシャルメディアの地平に含まれていく(発信者として生活者もマスメディアと対等となる)
・検索はもっと洗練されて空気みたいなものになり、購入時の相対評価は無意識化する(検索なしでの購買行動は絶滅する)
 簡単に言ってしまえば、消費者主体でリーチできるメディアがあらゆる意味で発展し、広告に洗脳される事無しに、無意識的に新しいかつ必要な情報が、たくさんタイムリーに飛び込んでくる。そして、その情報発信元はネチズン。

 ネットが良い悪いではなくて、「みんなが言っている事はだいたい合っていて、そしてみんなが言っている事を自然と信じる風潮が世の中に広まっている」感じ。Twitterをしていてこのトレンドは何となく感じます。適当に、自分と繋がっている知らない人たちだけが情報をくれればそれで十分。広告はネットを除いて市場規模が縮小しつつありますが、そのパワーも縮退しそうな勢い。

 広告のパワーが弱まるとしても、PR(パブリック・リレーションズ)の力が余計に強まるでしょう。PRの主な役割は、メディアなどの報道機関を通じて、なんとなく世論を形成していく事です。基本的には広告のようにお金を支払う事がありませんが、自分で完全に情報をコントロールできないため多少リスクが伴います。

 世論の形成、言いかえれば、「何気ない空気を創る」ところが、ますます重要になってくると思います。この空気は、広告であると分かると信用しずらい。信じるはネチズン。このネチズンにシンプルで強烈なメッセージを届ける必要があります。こう考えてみると、PRも広告(プロモーション)も、マーケティング戦略の実行局面つまり、マーケティング戦略を計画する段階により重点が置かれてくるような気がします。

 そのポイントは、

  • しっかり競争環境がどのようなものかをしっかり捉えて
  • セグメンテーションの軸(提供価値)をきっちり洗い出し
  • メッセージングしやすい強みを明確にし
  • 競合製品と明確な差別化していく

という戦略立案のプロセスがこれまで以上に確実に行われている点にありそうです。

 もちろん、広告やPRと言ったプロモーションも引き続き重要ですが、その上流工程にあたる戦略策定の部分にこそが、持続的な競争の優位性を生み出すのではないでしょうか。この流れは今後ますます加速するような兆しを感じます。

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このページは、Caericが2009年12月 5日 23:28に書いたブログ記事です。

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