仕事もひと段落したので、この週末にかけてたまった雑誌を読み続けていました。その中のひとつが、12月号のハーバードビジネスレビュー。この号の特集は、ドラッガーだったのですが、肝心のドラッガー特集でもドラッガーというヒトに着目し、彼のこれまでなしてきた主張や論文について触れられる事は多少。特にドラッガーが若い時代の未公開の論文がいくつか掲載されていました。
そんな中、ドラッガー特集よりも面白かったのが、このサステナブル企業への発展に関する論文。ちょっと前のCSR(企業の社会的責任)ブームも落ち着きつつあるかもしれませんが、それでもまだ、CSRは短期的に企業の成長を捉えた場合に足枷になるもの、と思われがち。この論文の中では、企業がサステナブル企業になるためのアプローチを5段階に分けて解説されています。
サステナブル企業は自社だけでは成り立ちません。企業は通常、調達、パートナーシップ、流通会社などさまざまな外部との接点が存在します。サステナブル企業になるためには、こうした外部との接点となる企業もサステナブルである必要があります。よって、自社がサステナブルになるためには、こうした外部の企業にも影響を及ぼしていかなくてはならないのです。
マイケル・ポーターの彼の論文の中で、「現状のCSRは企業と社会の対立関係に着目している」と指摘した上で、「企業と社会の相互依存関係に着目すべき」と主張しています。つまり、社会問題のうち、企業の戦略的強みにあたる部分に着目白、という事です。この相互依存関係に着目した上で、企業の強みを打ち出していくわけです。こうして、CSRは免罪や保険的な捉えられ方から、企業の競争の源泉への変化していくはずです。そして、その競争の源泉は、バリューチェーンの活動を社会と戦略の両方に役立つものに変えていきます。
話を戻して今回の論文の中では、さらにバリューチェーン上で新しいビジネスモデルを開発し、さらには次世代プラットフォームを創出するという、まさに長期的視点に立ったサステナブル企業のアプローチについて説明されています。
企業にとって最も難しいのは、一番最初の走り出しの部分でしょうか?ここを何とか正しい方向に動き出せれば、思考錯誤しながらでもサステナブル企業への第一歩を踏み出せるのでしょうね。
![]() | Harvard Business Review (ハーバード・ビジネス・レビュー) 2009年 12月号 [雑誌] ダイヤモンド社 2009-11-10 by G-Tools |


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