特に著名なコンサルティング会社に勤める方の仕事の仕方や考え方は、経験的ではあるものの、非常に感銘を受ける事が多いです。ただ、多くの場合では、自分の仕事はプロジェクトのようにチームを編成して行うものでもなければ、問題解決でもありません。しかし、その部分を考慮したとしても、参考になる事は数多くあります。
ちょうど仕事も一段落した今週末を使って、以前から本棚に眠っていた「マッキンゼー式世界最強の仕事術」を読んでみました。実は、この本には解説編と実践編があります。概要だけ知りたかったので、解説編のみ読みました。
■当初仮説を設定する
どの仕事をするときでも、ゴールをある程度思い描く事は当然の流れになります。たとえそれが問題解決で無い場合でも同じです。例えば、会議を開催する場合でも、自分がファシリテーターであるならば、会議の結論はある程度想定できるはず。それに合わせて適切な質問やアジェンダの設定を想定しておく事は可能です。
一見矛盾していると思えるかもしれませんが、たいていの場合、先ほど会議の例にとどまらず、私生活でも当初仮説を設定している事は多いと思います。
■キー・ドライバーを探る
キー・ドライバーとは、ある原因や理由の核心となるモノです。例えば、パソコンの調子が悪いという問題があるとき、メモリが不足しているという事が例えばキー・ドライバーとなります。こんなに実際はストレートに見つかる事もなく、いろいろなソフトを立ち上げてはチェックしてみたり、設定を調べてみたり様々な事を確かめるでしょう。
こうしたキードライバーに焦点を絞ってモノゴトを考える事は非常に重要です。さもなければ、問題の発見にすべての事象を確かめなくてはなりません。問題を一つ一つの層に分解するのではなく、核心に向かって掘り下げて行く事が重要です。
そのために、いつもいったん引き下がって、全体の大きな絵について考える必要があります。そして、今達成しようとしている事を考えて、「これは本当に重要な事なのか?」と自問し続けなくてはなりませんね。このようにして常にキードライバーは何かを意識し続ける事が大事です。
■シングルヒットを打つ
これはまさに納得。一部抜粋しておきます。
マッキンゼーの卒業生である大手CEOの話。「場外ホームランを打とうとしてはならない。シングルヒットを打て。自分自身の仕事を着実にする。チーム全体に成り代わって仕事をしようなどと考えない。」(中略)このCEOの英知を理解できたのは、その後数年経って、私なりの全体的視野ができてからだった。この人が正しかった理由は3つである。
・いつも一人ですべてをするのは不可能だ
・一度それをしてしまうと、周囲に非現実的な期待を生む
・その期待に一度でも応えられないと、信用を取り戻すのは至難の業である。
どこの会社のどのポジションにもある話でしょう。非常に大きな仕事を常々達成し続ける事はほぼ不可能です。シングルヒットを増産して行く。それと同時に、自分自身をきっちりと成長させ、次のヒットを生みに行く。もちろん、周囲は前回のヒットかそれ以上のヒットを期待します。この期待に追従すべく、自分自身をきっちり成長させなくてはなりません。
もっと他にも重要なメッセージはありましたが、とりあえず3つ。来週からの仕事に生かして行こうと心に決めながら・・・。
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