ネットで売れるモノと売れないモノ

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 日経MJ10月7日号によれば、国内のEC市場は成熟期に突入し、市場規模は約10兆円に到達するとの事。その一方で、日本の小売市場全体が135兆円。国内のEC市場はわずか7%にしかすぎません。はたして日本のEC市場はまだまだ成長中と言えるのでしょうか?それとも、市場成長規模に限界が見えてきたのでしょうか?

 ECの利便性、すなわちネットでの買い物の便利なところは、一般的に(あくまでも一般的に・・・)商品の値段が安く、店舗に行かなくても24時間商品が購入でき、購買した商品を自分で運ぶ必要がありません。これは販売店舗を持たないネットショップの特徴であり、そのため店舗運営コストを削減できます。

 その一方でのデメリットは、ネットに接続していないと購入ができない、商品がすぐに手元に無い、商品選択の時にどうしてもデジタル映像に依存してしまう、支払の方法が限られているなどがあげられます。

 こういう一般的な賛否はあるとしても、商材によってはネット販売に向いているもの、向いていないモノがあります。

 ネット販売に向いているものの大きな特徴は、

   店頭で確認しようともネットで確認しようとも全く同じであるもの。例えば(コンサートや乗り物等の)チケット、(立ち読みができない)雑誌、繰り返し購買する生活必需品や消耗品などがあげられます。それぞれいちいち店頭で確認する必要が全くありません。衝動買いしたくなった際にも、店頭からネットで購入しても全く同じでしょう。

 しかし一方でネットではなかなか購買意欲が進まないモノも。個人的には、洋服、靴がまず最初に挙げられます。これらはさすがにサイズを合わせないとなかなか買えません。たとえサイズが分かったとしても、色、形、手触り、匂い、味など、五感に訴えるモノ、訴えられて衝動買いするものは、ネットでは購買意欲が進みません。

 こうしてネットでの買い物を考えると、小売市場の中でもECの最大市場規模(Total Addressable Market:TAM)は直感的に40-50%程度でしょうか?この時点で、最大67.5兆円。それに加えて、ネット接続環境が無かったり、何らかの購買の制約を受けている(例えば未就学児など)人を考えると、ネット購買人口は、適当に約80%程度?これを最大67.5兆円に加味すると、約54兆円。ブロードバンド環境や携帯ネットの有無を考えれば、さらに7割程度(ネットアクセスの普及は約7-8割程度)。すると、38兆円程度。

 実際のところ、実店舗での買い物では「ついで買い」が思ったよりも多いはず。ネットでもついで買いはあるとしても、精算(決済)が逐一可能であるため、実店舗ほど「ついで買い」の可能性は小さいでしょう。適当にこれを加味して、30兆円くらい?(2割もおきるのかなー?)。先日も「大手企業にとってのネット通販は意味があるか?」でもちょっと触れました(まさにタイトルの通り)が、数字的に見ても分かるような気がします。

 随分と適当に計算してきましたが(笑)、もちろん前提には経済的な消費が現状維持されると言う事が含まれます。
 
 やはり五感で勝負してしまうようなモノがネット販売に向いていないのはしょうがないと思います。これを技術が解決するとしたら、匂い?光の当たり加減も加味し、ディスプレイの色合いによらない、正確な商品の色が把握できて、手触りが分かる事・・・・。うーん。。。。もし可能ならば、ECへの適応と期待は大きく、数十兆円の市場が単純に見込めそうです。

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このページは、Caericが2009年10月12日 23:11に書いたブログ記事です。

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