IT業界では、最近はやりのクラウドコンピューティング。クラウド関連のソリューションやセミナーでいっぱいの2009年です。
さて、IT業界では著名なリサーチ会社のガートナーがクラウドに関する見解を発表しています。
ガートナー ジャパン株式会社 (所在地:東京都目黒区、代表取締役社長:日高 信彦) は本日、クラウド・コンピューティングに関して、状況や定義を含めた見解を公表しました。以下、参考資料としてご参照のほどお願いいたします。(原文へのリンク)
クラウドの定義と言えば、厳密な定義はありません。業界全体をけん引する標準化団体なるものが存在せず、著名な大手ITベンダーがそれぞれこの市場をけん引しています。そういう背景もあり、クラウドコンピューティングの厳密な定義はありません。各社の言い分(定義)は微妙に異なるのですが、概ね、「概念/コンセプト」が一番よくつかわれています。
ガートナーさんは、簡単に言えば、クラウドコンピューティングは「モデル」であると定義しています。(でも良く読んでいくと、最後は、クラウドは概念であるとなっちゃっていますが・・・)
ガートナーでは、クラウド・コンピューティングを「スケーラブルかつ弾力性のあるITによる能力を、インターネット技術を利用し、サービスとして企業外もしくは企業内の顧客に提供するコンピューティング・モデル」と定義しており、「必要な時に必要なサービス、リソース、情報もしくは環境を、低コストかつ低エネルギーで提供する仕組み、およびそこから提供されるサービス、リソース、情報もしくは環境」として説明しています。
概ね各社と定義や説明(?)は同じですね。ここでは「説明」というのは提供価値とした方が、、、マーケターとしてはすっきりするのですが・・・。でも、定義はともかく、提供価値はだいたいどこの会社も同じようなモノを思い描いています。
しかし、 「クラウドとは何か」が理解できていない状況も多く見られます。ベンダーやインテグレーターは、クラウドを新たな商材ととらえ、ソリューションや製品の提供に躍起になっていますが、まだまだ混乱や未消化の部分も多く、本質的な変化をとらえ切れていない側面が見受けられます。ベンダーやインテグレーターには、これからのクラウド時代におけるビジネスとテクノロジの在り方を、経営上の重要課題として、十分に検討することが求められます。
この部分、クラウドコンピューティングと言われると、「Web2.0」くらいモヤモヤっとしててよくわからない・・・というのは本音だと思います。そこで、例えば調査会社から発行されるレポートを見つめながら考えたりもするのでしょう。その際に、IT系だとガートナーさんは非常に著名であり、信頼のおける第三者機関のレポートになります。
ただ・・・・・・ここでも感じるのですが、戦略とかシナリオになっちゃうと、ちょっとインパクトに欠けてしまいます。結局、どうなのか煙に巻かれた感じがしてしまうのです。やっぱり調査レポート(リサーチ会社)と戦略的な考え方(戦略コンサルティング会社)からのレポートや見解は、全く質の異なるものと考えた方が良いのでしょう。それぞれ良い悪いというのではなく、単なる違うもの。
この文章の締めくくりから考えても、なんだか自社のレポートの購入を促進させるためのStatementに見えてしまうのは・・・・・・・・私だけでしょうか?

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