通信事業は単なる価格競争か?

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 通信関連ネタを続けて。。。  

 一昔前までは、例えば携帯やインターネットなどの接続サービスそのものに目新しさがあり、非常に高い価値があったと思います。56kbpsのダイヤルアップ接続でも、「おお?っ」という感動。それから10年以上たった今、接続帯域は1,000倍のサービスも登場し、56kbpsなんて携帯電話からデータ通信できる速度よりも遅くなってしまっています(笑)。

  IT関連はドッグイヤーだと言われる通り、技術革新のサイクルが非常に速かったです。しかしここに来て、特に通信に関しては、技術革新のサイクルが間延びしてきた感が否めません。クリステンセン氏に言わせれば、「技術革新がお客の必要とするニーズ(というよりスペック)を超えてしまった」って感じでしょうか。

  そんな通信業界もある程度市場の伸びが一巡し、パイの取り合い感があります。もちろん通信事業者、特に携帯では参入障壁が非常に高く、5社の争いと言えるでしょうか。

傷は浅くても不確実性が多い通信業界財務体質強化で「面の戦略」を展開せよ!

 企業や消費者は、少しでも低価格な通信サービスを求め、現状の契約を見直して低価格なサービスやそれを提供する事業者にスイッチする可能性がある。特に消費者は、娯楽など嗜好性の強いサービスへの支出を控えるだろう。  また、経済恐慌の影響が長引けば、企業や消費者の動きは通信事業者に対して低価格化圧力を強める。そうなれば事業者は、顧客維持のために「価格競争」という消耗戦に巻き込まれる。

 途中一部だけを切りだしているので、これだけみると違和感があるかもしれません。顧客が低価格な通信サービスを求めるのは、大前提として各社の提供するサービスの質がほとんど変わらないという条件があると思います。

 本当に変わらないのか?と言われると、それは無いと思います。多分こう思うのは私だけでは無いでしょう。。。。(きっと・・・・ボソ)

 となると、価格競争にはまだ陥らない余地は多分にあると思います。少なくとも「価値競争」の余地は少なくとも残っているかと。そうでなければ、iPhoneを投入することによる携帯事業者の加入者の伸びについては説明ができません。同時に、その競合各社もスマートフォンを導入するなど、通信サービスとしての「価値競争」は少なくとも展開されていると思います。

 価格競争に陥りやすいのは、最寄品と呼ばれる財のカテゴリに含まれる類のものであり、コトラーのマーケティング原理によれば、

最寄品とは通常、消費者が頻繁にその場で購買し、類似品との比較や購買に対して最小の努力しか払わない消費財とサービスである。

 です。もちろん価格は購買要因の大きな要素の一つではあると思いますが、まだまだ単なる価格競争では無いと思います。垂直方面の隣接事業への展開や提携をすることによって、顧客価値を高める努力は通信事業者にはまだまだあるように思えます。

 ちなみに、顧客価値とは

製品を所有し使用することによって顧客が得る価値と、その製品を獲得するために顧客にかかったコスト(価格)との差。

です。次世代携帯での通信速度競争もいわゆる(顧客価値)を高める策ともいえます。ダウンロードあたりのビット単価とそれにかかる時間を考えれば、顧客価値は高まっていると言えるでしょう。

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このページは、Caericが2009年10月10日 00:40に書いたブログ記事です。

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