ブランディングに関する本が読みたいな・・・と思っていたら、ブックオフの100円コーナーで見つけてしまい、思わず購入。ブランディングに関する本って、マーケティングの本に比べたら圧倒的に少ないですよね。しかも、学問的で書いてある内容が論文っぽくて読み進めるのに時間がかかります。
思わず買った本ですけど、かなりよかったです。おすすめです。「企業を高めるブランド戦略」です。 外資だと特に「ブランド」とか「ブランディング」なんて仕事中や会議に飛び交いますが、その会話を聞いている限り、本当にブランドとは何か?を理解している人は多くないなーと思ったりもしていました。
AMA(アメリカマーケティング協会)の定義によれば、
ブランドとは「ある売り手の商品やサービスが他の売り手のそれと異なると認知させるような名前・用語・デザイン・シンボルやその他の特徴の事」とされています。そりゃそうなんですけど・・・。
しかし、この「企業を高めるブランド戦略」では、割としっくりくる明確なブランドの定義がされています。
つまりブランドとは、「ブランドロイヤリティ」ということばが象徴しているように、マーケティング活動にとって「製品が売れ続ける」事を支える仕組みなのである。(中略)ブランドは長期にわたって企業の屋台骨を支えるロングセラーを作りだすのである。
なるほど!と思いました。この「製品が売れ続ける」事を助長するための名前・デザイン・シンボルなどが、いわゆる「ブランド」と言われるわけなのですね。
もちろんブランドを確立していくためには、様々なマーケティング活動が必要となるのは言うまでもありません。まずは差別化要素を作るためのポジショニング、そしてコミュニケーションプランがあります。
特にコミュニケーションプランは、新ブランド開発においては重要な要素です。なぜなら、
コミュニケーションによってブランドの価値が高まるからである。ブランドコミュニケーションが通常のマーケティングコミュニケーションと区別されるのは、それが単に商品を「売る」ためになされるのではなくて、コミュニケーションの結果がブランドの価値を高めたかどうかという点においてである。
ということです。
外資で働くと、本社のブランドマネージャーやマーコム、製品担当など多くの人から「ブランディングを確立することが重要。だからXXXのコミュニケーションプランをしっかり立てなくてはならない・・・」なんて言葉もよく聞きましたが、つまりは、ブランドのためと売るためのプランは、基本は分けて考えなくてはならないという事なんですね(もちろん一緒に考えて相乗効果が狙えれば言う事は無いですけど。。)
本書は新書にも関わらず、ブランドの本としてはお勧めです。海外のブランドに関する著名人の書いた本は、内容が良いとは思うのですが、翻訳が固いのと、論文っぽくて読むのに疲れる...と難点があります。この本は、新米マーケターにもお勧めです。

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