大手企業にとってのネット通販は意味があるか?

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 最近では大手企業が次々にネット通販に進出しています。。。量販店だけでなく、中にはメーカーもネット販売を始めています。市場的に見れば、規模は4兆円に到達し、さらに今後もネット通販は伸びていくものと簡単に予測できる分野です。この可能性ある市場に大手企業も進出してきているのでしょうか?

 そもそもネット通販の売上ってどれくらいあるのでしょう?例えば、実店舗でも有名なヨドバシカメラは、ネット通販の売上が約300億円程度。それに対して売上高全体は7,000億円を超えております。つまりネット通販での売上は、4%程度しかありません。

 ヨドバシカメラは、ネットでも実店舗でも同じポイントカードが使えます。実店舗で溜まったポイントをネット通販で利用している顧客も少なくはないはず。それでもネット通販での売上が全体の4%程度しかないのです。

 はたして大手企業のネット通販とは成功しているところが多いのでしょうか?それとも失敗の方が多い?
 もちろん大手企業には新興企業に比べてメリットが数多く存在します。まず第一に挙げられるのは信頼性でしょう。それに加えて、固定のファンを持っている事もあげられると思います。よって、新興企業よりもWEB上では優位に展開できる可能性が大きいはずです。

 しかし、新興企業の方が多く成功している?(ようにもみえます)

 まず第一に、大手企業はWEBをマスメディアの一環としてみなしてしまってはいないでしょうか?確かにインターネット広告費がラジオを抜いて、新聞、ましてやテレビまで迫ってしまうのでは?とも言われる中、インターネットをメディア媒体の一つとして認識しています。この現象と、これまでの大手企業としての成功体験が、WEBをマスメディアのひとつとみなしていしまうのでしょう。特に「ネット通販」ともなれば、これまでのマスメディアを利用した「ブランド認知度の向上」とやり方は全く異なるはずなのです。

 それ以外にも、既に確立したブランドを信頼しすぎている点もあるのではないでしょうか?しかしネットには別のブランドが存在します。例えば、アマゾン、価格.com、@コスメ。これらはネット通販(関連)のよく認知されたサイトでしょう。しかしながら、その通販に対するやり方は大手企業の通販とは全くことなります。顧客を自サイトに誘導するために、わりと地味なコスイ手を使っています。はたして大手のサイトが、価格.comに登録するのでしょうか?地位とプライドにかけてあまりしそうにありませんね。それどころかチャネル施策を考えると、そう簡単にはできません。

 ではメリットは?

 それは、ネット通販ではきっちりログが残せる事でしょう。特に直接顧客との接点が少ないメーカーにとっては、顧客の購買行動を知りうる非常に良いツールです。なにせログが必ず残るのですから。顧客が年間どれくらい、どの商品との組み合わせで購買し、購買に至るまでのプロセスがネット通販ではわかるわけです。

 実店舗でも会員証などがある場合は、売上は分かるかもしれませんが、購買行動は分かりません。ネットにはネット特有の購買行動があるにしても、例えば、購買頻度、心中に思っているキーワードなどは大きく変わらないでしょう。

 こうした顧客の消費行動を知る上で、大手企業がネット通販に参入しているケースは少なからずともありそうです。売上は大したことないかもしれません。しかし、ネット通販のログには様々な実店舗での販売に役にたつ情報があるからでしょう。

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このページは、Caericが2009年10月10日 19:00に書いたブログ記事です。

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